ハリウッド

    1: 名無し@まとめ ID:CAP
    独特の世界観もハリウッドなら実現できる?

    スキンヘッドの最強ヒーロー、サイタマのド迫力バトルが魅力のひとつ『ワンパンマン』ビジュアル (C) ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

    人気アニメの「実写化決定!」というニュースは、良くも悪くもファンの間で大きな話題を集めます。それは作品の持つ独特な世界観や魅力的なキャラクター造形などを3次元に再現することを困難に感じる人が多いからこそ。
    しかし、実写化作品を手がけるのがハリウッドと聞くと、「ハリウッドならできなくもないかも?」「キャストは期待できる」といった声も珍しくありません。
    この記事では、そんなハリウッド実写化が報じられている日本のアニメ作品を紹介します。

    ●最強のヒーロー、サイタマを演じるのは誰だ?『ワンパンマン』

     どんな相手をも「ワンパン」で倒してしまう、平熱系最強ヒーロー・サイタマの活躍を描いた『ワンパンマン』。ハリウッド実写化の情報は、原作者のONE先生によって2020年にTwitterで発表されました。ソニー・ピクチャーズによる制作が決まっており、『ヴェノム』の脚本家コンビ、スコット・ローゼンバーグ&ジェフ・ピンクナーが脚本を担当します。まだキャスト、公開時期も未定で続報が待たれます。

     実写化を知ったファンの間では、スキンヘッドのサイタマを演じるキャスト予想が白熱。「これはジェイソン・ステイサム一択」「意外とバイきんぐの小峠さんじゃない?」と大喜利状態に。サイタマを筆頭に、個性豊かなヒーローたちを誰が演じるのか気になっているようです。

    ●日本でも実写化された『進撃の巨人』

     2015年に日本では前後編2部作として公開された、実写版『進撃の巨人』。原作者の諫山創先生自らも制作に携わったうえで困難だったと言われているのが、登場人物の名前や世界観をそのまま日本映画の規模で実写化に落とし込むことです。

     しかし、『進撃の巨人』ハリウッド版の監督は『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』を手掛けたアンディ・ムスキエティ氏ということもあり、国内外ともに「それなら大丈夫かも」「不安だったけど観てみたい!」と好意的な反応が少なくありません。

     そんなファンの間ではハリウッド版『進撃の巨人』のキャスト予想まで始まっており、ハリウッドの本格的なCGで表現される巨人との戦闘に期待が寄せられているようです。

    ●トラウマ展開を実写化できる?『メイドインアビス』

     底が見えない、深さも不明である巨大な縦穴・アビスに挑む少女・リコと少年の姿をしたロボット・レグの冒険を描いた『メイドインアビス』の実写化発表は、世界中で大きな衝撃が巻き起こりました。

     その理由は、『メイドインアビス』がかわいらしい絵柄からは想像もできない、トラウマ展開の多い作品だからです。ファンの不安も多いなか、「意外とあの世界観を実写にするのはありなんじゃない?」「ナナチは海外でも人気ありそう」と実写に好意的な反応も見られます。

    ●日本で大ヒットした『君の名は。』実写版は心配の声も多い?

     新海誠監督の代表作のひとつ、『君の名は。』は国内での大ヒットに続き、世界歴代興行収入でも『千と千尋の神隠し』に次ぐ2位に輝いています。そんな『君の名は。』は、オリジナル版公開から1年後の2017年にハリウッドでの実写リメイクが発表されました。新海監督のTwitterアカウントには、「日本人以外が演じるのはちょっと……」「反対です」といったリプライもあり、監督自身も驚いたとツイートしています。

     またプロデューサーが『アルマゲドン』の印象も強いJ・J・エイブラムスが担当するという情報から、「隕石を破壊しそう」といった展開を想像するツイートも目立ちました。さらに発表後は監督が複数回降板し、なかなか続報が出てこないことを心配する声も。『アメイジング・スパイダーマン』のマーク・ウェブ監督も、『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督も降りてしまいましたが、果たして誰がメガホンを取るのか、続報を待ちましょう。


      


    【元スレ】

    http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1649897152/0-
    【【驚愕】ハリウッドで実写映画化が計画されている日本アニメ4選!】の続きを読む

    1: 名無し@まとめ ID:CAP
    CULTURE
    5min2021.12.5
    no title


    日本のアニメはたびたびハリウッドで実写化されてきたが、ことごとくうまくいかないと言っても過言ではない。ハリウッドが見落としている日本のアニメの「真の魅力」とはなんなのだろうか? ネットフリックスで公開中の実写版『カウボーイビバップ』を例に、米誌「アトランティック」が解説する。

    ■ほとんどが批評的・商業的に失敗

    この数十年、ハリウッドは日本のアニメの実写化に悪戦苦闘してきた。アニメには独特の映像スタイルがあり──たとえば美麗な背景画、滑らかなカメラ移動、デフォルメされた表情──生身の俳優を使って実写にすると妙な感じになってしまうのだ。

    また、日本のアニメの物語展開では、登場人物が徐々に変化していく様を物語の中心に据えることが多いのだが、これも内的・外的な葛藤や争い、そしてその解決を基本とするハリウッド式のプロット構成には必ずしもそぐわない。

    アニメはアメリカでも莫大な数のファンを獲得したし、『マトリックス』シリーズ監督のウォシャウスキー姉妹など、多くの映画製作者たちにインスピレーションを与え、彼女らが独自の映像美学を培うことにも貢献した。

    だが、ハリウッド実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』や『ドラゴンボール EVOLUTION』をはじめ、実写リメイクにおいて古典的名作アニメのエッセンスを捉えようとするアメリカ映画界の試みは、そのほとんどが批評的にも商業的にも失敗に終わってきたのだった。


    ■アニメ『カウボーイビバップ』の魅力

    そんなわけで、史上最も成功したアニメシリーズの一つである『カウボーイビバップ』を実写化しようというネットフリックスの決断は、どうしたってリスキーなものにならざるを得なかった。


    物語の舞台は2071年、宇宙船ビバップ号に乗り込み宇宙をめぐる賞金稼ぎ(カウボーイ)一味の活躍を描く。アメリカでは2000年代に放送が始まり、『カウボーイビバップ』はカルト的な人気作品となった……が、普通のカルト作品とは一味違う。

    第一に、『カウボーイビバップ』はどこまでも成熟した仕上がりとなっている。多くのアニメとは違い、魔法少女も少年のヒーローも出てこない。中心となる登場人物は、「大人の問題」を抱えた大人たちである。視聴者が登場人物たちに出会ったときには、彼らはすでに人生における最も重要な局面をくぐり抜けてしまったあとで、銀河を彷徨うに充分な程度の日銭を稼ぐだけなのだ。

    また、オリジナル版『カウボーイビバップ』では、一貫したプロットはほとんど出てこない。カウボーイたちは賞金首の追跡の過程でドタバタ珍道中を演じることになるのだが、そうした冒険は彼らの退屈な日常におけるまったくの暇つぶしにすぎない、という点こそが重要なのだ。

    風呂に入り、雑誌を眺め、盆栽をいじるクルーたちのダラダラとした船内生活は、シリーズを通して繰り返し描かれる。主人公一味が出会うキャラクターの多くは、一回登場したらだいたいそれっきりだ。それぞれの舞台も再訪されることはない。

    見た目はふざけているようでいて、シリーズのテーマには哀愁がある。監督の渡辺信一郎は、物語よりも作品のムードを優先させており──音楽に菅野よう子を起用し、陽気なジャズをBGMにしたのもそれに一役買っている──あるエピソードではブラックスプロイテーション(70年代前半のアメリカで、黒人の客を想定し、黒人の俳優やスタッフによって製作された映画ジャンル)の名作をオマージュしたかと思えば、別の話では『エイリアン』をパロディしてみせる。

    ビバップ号の道中にはいつも明かされぬ謎が残るが、鮮やかな人物描写の数々によって、作品は地に足のついたものに仕上がっている。

    ■実写版に込められた原作へのリスペクト

    ネットフリックスによる新解釈を支えた制作班は、原作シリーズとそのエッセンスに対して明確に敬意を払っている。渡辺信一郎をクリエイティヴ・コンサルタントに迎え、音楽担当は原作と同じく菅野よう子だ。

    原作の躍動感を再現するため、複数いる監督たちは多彩なカメラテクニック──長回しやダッチアングル(あえてカメラを傾けて撮影された非水平ショット)──を多用している。『ブレードランナー』を引用した会話も、渡辺の影響を示す目配せだ。

    また、ビバップ号クルーの三人組のキャスティングは痺れるような化学反応を見せた。ジョン・チョーがスパイクの粋な態度を見事に再現し、ムスタファ・シャキールはジェットのストイシズムを捉え、ダニエラ・ピネダ演じるフェイは愛すべき率直さを纏っている。

      


    【元スレ】

    http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1638701054/0-
    【【海外】米誌が指摘する「日本のアニメのハリウッド実写化で“繰り返される過ち”」とは】の続きを読む

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